電子カルテの隙間を埋める

ベンダーにお願いしたらお金が掛かるので自分で作成しました

診察までの待ち時間調査(外来患者待ち時間調査)

電子カルテシステムのDBからでは診察開始時間の取得が出来ない
予約データに診察開始時間、診察終了時間のカラムはあるが、診察前にカルテを開いたとき(診察の予習)でも診察開始時間になるため予約データの診察開始時間は当てに出来ない


そこで思いついたのでデジタルサイネージの呼び込み時間
病院では診察室への入室呼び出しをデジタルサイネージを使用して行っているため何とかデジタルサイネージの呼び込み時間を取得できないか調査した

 

デジタルサイネージの呼び込みデータはDBへは保存されないが、ログとして60日分保存してあるとの事なので、デジタルサイネージの呼び込みログをDB化して診察開始時間として取得することにした


1)WindowsタスクスケジュールによるログデータのDB化処理

  ログデータはTAB区切りの固定長データだったので、TAB区切り毎にカラムへ保存

2)1)のデータを、ログ内容に合わせてVIEWで細分化

3)2)のデータを、予約データ、オーダーデータ等と突き合わせして

  待ち時間を計算するMATERIALIZED VIEWを作成

4)3)のデータをグラフにするため、PIVOT文でVIEW作成

 

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診察までの待ち時間 = 診察開始時刻 - 予約時間(同一予約に2~5名の患者)

 

グラフ出力のデータは任意で指定可能です。

また、科、予約グループ、予約枠毎のフィルター設定で、科毎グループ毎と簡単に集計出力できます。

また、診察前検査の有無、当日予約の有無も取得しましたので、有無による違いも取れるようにしました。

 

 

◆サンプル1

・診察開始から平均15分以内で、中央値が横ばいで推移している

→1枠30分で3人の患者を診察したとき、8:45 1人目、8:55 2人目、9:10 3人目、9:15 4人目で1患者の診察時間が10分平均で推移すれば診察遅れはないと考えられ、予約枠毎の平均待ち時間は10分になるため、運用上15分前後の診察待ちは妥当と考える  

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◆サンプル2

・診察開始から30分以上待ち時間があるり、中央値は横ばいで推移している

 改善案→Drが診察開始時間に遅刻しない様にするか、8:45の予約枠は使わない様にする

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◆サンプル3

・診察開始から中央値が右肩上がりで推移している

 改善案→同一予約枠に入力する患者数を減らす(1枠4人→3人など)

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