当院の電子カルテはグループ病院(6施設)で利用しています
各施設は独立採算制で運用しています
そのうち、入院病棟がある施設は3施設ですが、ベンダーの看護必要度集計処理ではそのような利用を考慮していないため仕掛けが必要でした
通常の手順としては以下になります
EFファイル、Hファイルを取込み
↓
EFファイル、Hファイルから集計データを作成
↓
集計データから必要度集計を行う
しかし、会計の修正、評価の修正で何回か上記作業を行うことになります
その時、取込んだデータを削除して取込みなおすのですが、ベンダー提供のツールでは全てのデータの削除しかできず、他施設のデータも削除することになってました
A病院取込済み → A病院の再取り込み (全ての取込済みデータを削除)
B病院取込済み
C病院取込済み
A病院の再取り込みを行う際、B病院、C病院の取込済みデータを削除することになります
また、削除しても集計データがあるのではと思うかもしれませんが、集計データは施設単位に作成できないため、結局、B病院、C病院の集計データも消えてしまい必要度集計が参照できなくなってしまいます
幸いにも取込済みデータの有無確認は同施設コードのデータの有無を判断しているので、同施設コードのデータのみ事前に削除すれば再取り込みが可能でした
同施設のデータがテーブル上にあるか否か表示するようにし、再取り込みを行う際に、同施設のデータのみ削除する様にしました
これにより、他施設のデータを消すことなく、看護必要度集計が出来るようになりました