電子カルテの隙間を埋める

ベンダーにお願いしたらお金が掛かるので自分で作成しました

人間ドック報告書(脳ドック報告書)の作成

電子カルテ、健診システムの両方導入している病院のとき、使い分けはどの様にしているのでしょうか?

 

      電子カルテ    健診システム

患者管理    〇        ×

予約管理    〇        ×

検査オーダー  〇        ×

報告書作成   ×        〇

会計      〇        × 

 

当院では費用対効果が見込まれないため、健診システムは導入していません

患者管理、予約管理、検査オーダー、会計は電子カルテ、医事会計システムで外来患者と同様に処理しています

報告書は電子カルテの文書管理で作成しています

これが結構大変と思われましたので、ドック報告書作成のシステムを構築しました

 

1)ドックデータ(患者番号+ドック受信日)の基本データを作成します

 ドック予約患者一覧より、患者番号+受信日をパラメータとして作成します

 

 患者基本情報は医事会計システム、電子カルテシステムから取得します

 

 取得情報はSQLにて取得し、自由に設定可能です

 

 

2)報告内容の入力(検査部門毎の入力)

 通常起動すると人間ドック、脳ドックのどちらの報告書を作成するかの選択画面を表示します (直接、人間ドック、脳ドックの入力画面を表示することも可能です)

 

 患者基本登録が済んでいる患者一覧が表示されますので、報告書を作成する患者を選択します

 

 各検査項目ごとのアイコンメニューがありますので、そこから各部門毎の報告内容を入力します

 ・入力画面を分けることで、同じ患者を同時に利用することが出来ます

 ・更新履歴を画面毎に保持します

 ・患者選択から患者の切り替えができます

 

 血液(検体)検査結果は電子カルテシステムから取得します

 検査基準値がドック学会と当院で異なるため、どちらでも出力できるようにしました

 

 ・現行は既存の報告書に合わせた画面構成ですが、マスタ設定で変更可能な項目がほとんどですので容易にカスタマイズできます

 

3)報告書の出力

 エクセルテンプレートを利用し報告書をPDF出力、EXCEL出力をします

 出力したPDFは電子カルテ送信する予定です

 (現行はPDFファイル読み込みでカルテ保存)

 

 

あとは、院内の委員会を通して採用されるかはこれからです